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  大雲橋橋梁補修詳細設計業務委託  
     
 
補修前
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土木設計_03   土木設計_04
     
     
土木設計_05
     
     
補修後
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一般図
     
     
●発注先
  宮津市

●業務名称
  大雲橋橋梁補修詳細設計業務委託

●事業規模
竣工年度:大正11年
  ・上部工形式:県純RCT桁(4主桁)3連
  ・橋長;12.880m
  ・径間:3径間4.300m+4、260m+4.320m
  ・幅員:全幅員5.75m有効幅員5.15m
歩道橋(鋼橋)
  ・竣工年度:不明
  ・上部工形式:単純鋼H桁橋
  ・橋長:13.500m
  ・径間::1径間
  ・幅員:全幅員1.80m有効幅員1.50m

●事業目的
 

本業務は、大雲橋橋梁調査業務委託報告書に基づいて道路橋(RC橋)と歩道橋(鋼橋)の独修の実施設計を行うものである。

●事業概要
まず道路橋の特徴は、竣工より80年経過している非常に古い橋であること、径聞か4.3mに対して桁高0.64m(h/l=1/6.7)宋版支間0.96mと非常に鋼な桁であること、又床版のはね出しが0.37m(地曳を除く)と短かいにもかかわらずブラケットを有していること等より当時特権な荷重で設計されたのではないかと想定される。
 損傷の程度は外桁で非常に激しく床版は、鉄筋露出が非常に多い又はね出し部ブラケットは、その機能をはたしていない程損傷している。
 下部工に関しては、橋台は石積(想定)でその上に直接桁が乗っており、パラペットも石積で桁との遊間は全くない、又橋台上でも桁と桁との遊間は全くない、橋脚は2基ともラーメン橋脚の中央部に幅員を完通していると思われるクラックが全高にわたって入っている。
上記の特徴をふまえて、コンクリートの圧縮強度及び中性化試験を実施した。

結果桁で圧縮強度は9.13N/mm2中性化は、鉄筋の位置に及んでいた。
中間床版部では、圧縮強度は13.5N/mm2中性化は、鉄筋より上に及んでいた。
はり出し床版郎では圧縮強度20.9N/mm2中性化は鉄筋より上に及んでいた。

 以上のデータに基づいて応力検討を行い、T-20荷重を対象とし、経済的であること、下部工に負担がかからないように荷重の増加を少ないこと海岸であることから錆びにくいこと等より、外桁、中桁とも桁の下側に炭素繊維シートを貼ることとした。
中間床版は前面に炭素繊維シートを貼ることとした。
はり出し部床版に関しては、現在の状態では補修不可能と判断し、ブラケットを地覆(高欄を含む)を撤去し、必要な厚さの床版にすることとした。
 又下部の状況を判断し、設計に必要なデータを得るために両岸でボーリングを実施した。
 結果は浅い位置に支持層があることが判明(橋脚の根入れは、この層に支持されていると考えられる。しかし、フーチングが一体となっていないため、多少の不等沈下によりラーメン橋脚の中央部にクラックが入ったと考えられる。しかし、現在沈下はないと考えられるので、樹脂モルタル注入でよいと考えた。
 又常時の安定計算として桁反力郎の石積のすべり耐力の計算及び石積の河床からのすべりの計算を行い安定を確認した。
地震時に於いては、パラペットに桁が接して打設されていることから受動土圧の計算を行い十分安全であることを確認した。
鋼桁に関しては、再塗装及び排水管の取り換え、鉄筋露出部の補修等を行った。
別紙の補修一般図の如くである。
 
 
 
     
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